気まぐれ日記 2016年5月
2016年4月はここ
5月1日(日)「超多忙の5月がスタート・・・の風さん」
寝不足のまま起床。
あっという間に5月に突入だ。現役時代はGWだと言って浮かれていたこともあった(たぶん)。しかし、今年は違う。超多忙だ。
とりあえず近付いているセミナーの準備を急がねばならない。
とは言え、その前にやることがあった。いくら何でも石油温風ヒーターはもう使わない。最後に残っていた灯油を、屋外のタンクへすべて入れて、ポリの灯油缶を小屋にしまった。外へ出たついでに、昨夜のゴキがどうなっているか確認に行ったら、ぎょぎょっ! 見当たらない。死体はおろか痕跡すら残っていない。蟻んこに運ばれたとは思えないし、カラスが降りて来て食べてしまったとも考えにくいし、まさか復活したのだろうか。ゾンビのように? ああ、こんなことだったら、昨夜トドメのゴキジェットを噴射しておくのだった。
セミナーの関係では、テキストを作成しなければならない。当日は演習問題を3つ予定しているので、それらの問題をテキストに入れて起きた。少なくとも、あと3日間で、それらは完成させたい。
ということで、演習問題の一つ目に取り組むことにした。
一方、ワイフと長女のiPhone更新トラブル対応もしなければならない。
結局、ワイフの2つのトラブルは、長女のお蔭で、一段落した。全面解決ではなかったが、何とか使える状態になった。
ところが、肝心の長女のトラブルが前進しない。運用上は問題ないのだが、本来の使い方ができないのが何とも歯がゆい。
その長女が名古屋へ帰った。入れ違いに、京都から長男、上京中だった次女が帰って来るのだが、名鉄の人身事故のために、足止めを食ってしまい、3人とも時間をかけて深夜それぞれ帰宅した。
セミナーの演習の準備はほぼ順調に進んだ。
5月2日(月)「ひたすら頑張る・・・の風さん」
ベッドの中で自主リハビリを入念にやってから起床。これをやっておくと、けっこう左腕が動くのだ。
朝から上天気。
京都から帰省した長男は、免許の更新に出かけた。
ワイフのお父さんと妹が行楽にやってきて、3人で師崎まで出かけた。
にぎやかだった我が家が静かになっている間に、リンガフォンの続きをやっておいた。ユニット57が終了。全体の95%が終わったわけで、あと3つのユニットを残すのみ。仕事のピークをこえるまで、しばらく保留にしておく。
当面の最重要課題であるセミナー準備、昨日の続きをやり、昼食を摂ったあと、屋外作業に出たところで、早くも3人が帰ってきた。
とにかく屋外作業はやっておきたかったので、継続。防草シートから突き出た葉っぱを抜き取り、キャメロンをとめているカーポートにコンクリートブロックで輪止めを設置した。これはボケた私が縦列で駐車するときの激突防止である。
それから室内で、4人で歓談。義妹の御主人が役員昇格の内示を受けているらしく、実現すると非常にめでたいことだ。ぜひお祝いしたい。
二人が帰ってから、セミナーの準備を再開した。
今日の目標まではできたが、今夜も早く就寝はできなかった。
5月3日(火)「仕事が遅い・・・の風さん」
天気予報では、今夜から雨になるとのこと。
昨日届いた小寺裕先生の新刊のお礼のメールを送った。感謝の言葉と一緒に別件の質問をしてしまったので、感謝にならなかったかもしれない。
小寺先生の新刊は、『江戸の天才達が開花させた和算の魅力に迫る!』(C&R研究所)である。長いタイトルだ〜。
昨日頑張ったので、今日は屋外作業は中止して、セミナーの準備などに力を入れようと決めた。
午前中、やはり昨日の分が不十分だったので、その続きをやって、ほぼ完ぺきに終えた。
続けて、今日の分。相変わらず仕事のスピードが遅い。これが私の限界なのだろうか。
今日はセミナーの準備の他に、小説の執筆の続きもやろうと思っていたのに、できない。
仕方なく、一日の最後は、資料を読んでお茶を濁した。明日への布石というわけだ。
今日こそ早く就寝しようと、ベッドに入ったが(実は昼寝もしているのに)、読書をしているうちにどんどん眠くなってきた。
5月4日(水)「思ったとおりいかない日・・・の風さん」
目が覚めたら、なんと快晴。昨日の朝刊では、今日の降水確率は90%だったのに。今朝の新聞を見たら10%になっていた。ネットでリアルタイムに確認していたら、急激な天候の変化に気付いたろうが、分解能が1日の新聞では仕方ないか。
とはいえ、異変は天候だけではない。そもそも今朝目が覚めた時刻がいつもより早かった。呼吸困難だったのだ。とうとう花粉症の症状が出たのだ。まさか、と思いつつ1日が始まった。
天気が好かったので、昼食後、屋外作業に出た。
実は、昨日も屋外作業はやっていた。カーポートの輪止めの次は、キャメロンの汚れたアルミホイールを磨こうと計画していた。
ゲキ落ちスポンジと磨き粉を用意したので、準備は万端だとうぬぼれていた。
ところが、アルミホイールの汚れは一筋縄ではいかないものだった。後日、対策を練り直して再挑戦しよう。
ということで、今日の屋外作業は、決めたところまでやりたかった。裏の土地のステップ周りの除草である。
複雑な地形なので、鎌で手で刈るしかなかった。
ところが、ここで大失敗。草を刈らずに指を刈ってしまった。せめて軍手をはめるべきだった。
作業は中断して、家へ戻り、血を流しながら水道水で洗って、それからマキロンで消毒し、テープ絆を巻いた。
花粉症がおさまらないので、鼻炎薬を服用した。
しばらくしても効果が現れないので、アレルギー薬を飲んだ。
その後、急激に眠くなり、ダウン。
何となくひどい1日だった。
5月5日(木)「今日もダメ・・・の風さん」
35年連続子ども(14歳以下)人口が減少している中での「子どもの日」。
人口減少には色々な対策が考えられるが、高齢出産と同様に、著名人が里親(実子がいても)をしていれば、不幸な子どもは減るのではないか。赤ちゃんポストよりも好感がもてる。あるいは、一人目の子どもの誕生に100万円、二人目に1000万円、三人目以降は3000万円ずつ国が無償で貸与する(ある時払いの催促なし)ことにすれば、金銭面での子育ての不安はかなり減る(以前子ども手当でインチキ野郎がいたので、そのチェックは必要)。
ネットに警視庁がフェアレディZのパトカーを導入したと出ていた。動画を見たら、確かにカッコいい。タイヤも大写しになったので、しっかりブランドを確認すると、ポテンザRE11だった。キャメロンが新調したのはRE71Rだから、キャメロンの勝ち(わっはっは)。
そのキャメロンのアルミホイールの汚れをネットで調べたら、私の無知が明らかになった。ブレーキダストと言って、金属粉が焼き付いているのだそうだ。ゲキ落ちスポンジも磨き粉も歯が立たなかったわけだ。
特殊クリーナーを発注した。アルミ(表面にできている酸化アルミニウム被膜)は溶かさず、酸化鉄を溶かす薬液だろう。塩酸か硫酸の溶液だな、きっと。
天気が好かったので、屋外作業に出た。法面に張ってある防草シートの4分の1の長さにわたって、接している雑草を刈った。今日は、軍手をはめて作業したので、怪我はしなかった。
何か色々なことを書いているが、一番言いたかったのは、今日も仕事の能率が上がらず、苦しんだ、ということ。
明日頑張るために午前零時に就寝した。
5月6日(金)「不運を幸運へ・・・の風さん」
五十肩が痛くて、午前3時に目が覚めた。仕方がないので、ベッドの中で自主リハビリをしてみると……、痛い。確かにいつもより動かなくなっている。変だ。
我慢して動かしているうちに頭が冴えて来た。
そうか。たとえわずかな睡眠時間でも、疲労がとれたことで、また頭脳が回転し出したのだ。ははは。
行き詰っているセミナーのテキストの構成を考えてみた。すいすいと論理的な思考が進んだ。
とうとう眠るのを諦めて起床。時計を見たら午前4時半だった。既に外は薄明るくなってきている。
書斎へ直行して、テキスト作成の再開。頭の中でまとまった「概論」が見る見るできていく。演習は既にできているので、饅頭でいえば、餡(あん)と皮ができたようなものだ。
いつも通りの時刻に朝食を摂った。メールやら電話やらで忙しくなる。
時間になったので、リハビリに出発。外は小雨。途中でJAとUFJに寄ってCD機で用を済ませてからクリニックへ。
早めに着いたので、電気治療もPTのリハビリも早めに始まった。
最初は、両腕を頭上に上げて、PTに状況を見てもらうのだが、前よりスッと動くようになりましたね、と言われた。
家でこれをやると、私は「ほら、見ろ。また1センチ動くようになった」とプラス部分を主張するのだが、ワイフは「まだまだね」とマイナス部分ばかり指摘する。プラス思考とマイナス思考の違いが顕著に出る。
帰ったら、PTに褒められた、と言ってやろう。
帰宅したら、ワイフが出かけるところだったので、ランチに誘ったら、奇跡的に受け入れられた。
あらためて帰宅し、また書斎へ。
夕方のコーヒータイムの後、少し仮眠した。
夕食後は、来週の非常勤講義の準備を少しして、早めにベッドに入った……つもりが、本を読んでしまったので、就寝は少し遅くなった。
5月7日(土)「存在価値か信心か・・・の風さん」
昨夜の就寝は少し遅かったが、その分寝坊するわけにはいかなかった。今朝はゴミ出しの日である。
そういえば、サラリーマン川柳で、こんな涙をさそう句があった。題は「記念日」。
今日は何の日 妻に訪ねれば 燃えるゴミ
幸い、雨は上がった。
草刈りで集めた雑草を町指定のゴミ袋にぎっしり詰めたやつをえっちらおっちら集積場へ持って行った。カラス対策のネットの内側へ置いて戻り、続けて、とんがりコーンを裏の駐車場の入り口に立てた。昨日来の雨で、地面が軟弱になっている。
今日も力を入れるのはセミナーのテキストだ。予定していて、全く作成していないページをなくすのが、今日の目標である。
昼過ぎに宅急便がブレーキダストクリーナーを届けて来た。遅くとも来週末までに使いたい。
昼寝することもなく(もうそんな余裕はない)、資料作成を続けた。
完璧主義の看板をおろせないのが、仕事が遅い最大原因だ。分かってはいるが、自分の存在価値というか、尊厳というか、もう信心に近い。それでも、いつかは脱皮できるのではないかと、ヘビ年の私は考えている。病気か(^_^;)。
結局、深夜までかかった。
5月8日(日)「セミナーテキストが完成・・・の風さん」
ちび助の爪掻きの音で起こされてしまい、止むを得ずやや睡眠不足で起床。
何としても今日中にセミナーテキストを完成させなければならない。今日は未完成の下書きを仕上げて、あと全体構成を整える作業をする。予定通り、すぐできそうな下書きから着手した。難物にぶつかると凝りに凝りまくる恐れがあるからだ。
午前の部が終わったところで、もう遅れが出ている気がした。
昼食はインスタントラーメンのことが多い。小学生のころから食べていて好物だし、手軽に済ませられる。飽きないように、みそ、塩、しょうゆと常に数種類がストックしてある。
朝刊を見たら、某社のラーメン5個入りパックが大量に回収されると出ていた。かやくの中からゴキらしきものが発見されたらしい。対象ロットも記載されていた。実はそれと同じ種類のパックがあって、3個食べたところだ。ロットを確認すると、1ヶ月違いで対象外だった。やれやれ。
昼食後、天気が好いので、屋外作業をした。法(のり)面側防草シート周辺の草刈りだ。4回で終わる予定の2回目。
その後もセミナーテキスト作りの続き。イマイチ、ペースが上がらない。疲れではない。完璧主義が続いているからだ。
完璧主義の一番は見栄えを良くしていること。二番目は著作権回避だ。気に入ったグラフや表があっても、スキャナーやダウンロードでコピペするわけにはいかない。でも使いたい。そうなると、似たグラフを自分で作ることになる。エクセルを使えばできる。やってしまうんだなあ、これが(笑)。やはり病気か。
晩御飯の後、ラストスパートすることにした。
最後は、講義のときに見せるだけにするページは外して、テキスト用に再編集する。全部で130ページと資料4枚になった。
130ページの資料はグレースケールで割付(1ページに上下2ページ分)のPDF資料にした。16MBが5MBになったので、これを事務局へ送ることにした。
入浴後、最後の手直しをして、送信完了したのが、午前2時34分だった。
5月9日(月)「無理した翌日は開店休業・・・の風さん」
睡眠不足のまま起床。外は小雨模様。せっかく締め切りの一つを乗り切ったのに、気分は憂鬱だった。
習慣になっている午前中の郵便ポストの確認をすると、待っていた二つの郵便物が入っていた。
一つは保険の書類で、これで診断書を申請できることになった。金曜日に病院へ行くことにし、ついでに歯医者の予約をした。
もう一つは、毎夏恒例の全国和算研究大会の案内通知である。日程が確定した。予想していた通りの8月の土日である。今年は松山で開催される。私にとっては三度目の松山だ。
昨年の3月にとんでもない失敗をやっている。ディズニーシーへ行く予定で、ポイントでゲットしたパークチケットを家に忘れたのである。しかも、帰宅してそのパークチケットを見たら、期限切れだったという二重のドジだった。
今年はパークチケットを期限内に使うため、ハロウィンの時期にターゲットを定めた。ようやく候補日が決まったので、昨年と同じホテルの格安料金で予約をしようとした。ところが、時期が早過ぎて、まだ格安料金で予約できなかった。室数が限定されるので、予約できるようになるまで、毎日チェックして予約しなければならない。
どうにも元気が出ないので、昼食後に昼寝した。
不思議なことに睡眠不足の時間だけ昼寝したら元気が復活した。
しかし、あれこれと雑務をこなすのが精一杯で、夕食後は、今週の非常勤講義の準備をして、一日を終えた。
終日小雨が降り続き、気分もイマイチ晴れなかった。
5月10日(火)「小説だと割り切る・・・の風さん」
今日こそは、と起床したものの、やや寝不足。いざとなったら頭痛薬を飲みながらでも頑張るしかない。
朝食後、早速執筆に取り掛かった。セミナーテキストで忙しかったので、久しぶりだ。
本調子に戻れるか若干不安があったが、とにかく前進するしかない、その精神で取り組んでみた。
昼食までに予定のところまでたどり着いた。
天気は悪いがほとんど雨は降っていなかったので、一瞬、裏の土地へ行き、防草シートから突き出た草の葉を摘んだ。法面以外に張った防草シートから草の葉が突き出ていないのは、シートを張る前に根こそぎ土を掘り返した後だったかららしい。法面での戦いを1年間続ければ、来年は勝利できるかもしれない。
第二ラウンドも順調に執筆を続けた。夕方時点で、この第二ラウンドにドラマがないことに気付き、慌てて悲劇を挿入してみた。史実というか歴史の記録と時期的に矛盾するが、今回は子供が読んでも面白くしなければならないし、小説だからと割り切ることにした。
夕食後は、また非常勤講義の準備を少しした。
明日、第三ラウンドをこなせたら、最初から通して見直さなければならない。
5月11日(水)「もう待ったなし・・・の風さん」
いよいよ明日の正午が締め切りだ。今日は待ったなし!
午前中、電話やメールで、来週の月曜日のスケジュールが確定した。午前と午後、両方に打ち合わせを入れた。場所も決めた。
さあ、執筆だ。
ところが、最後の節なのに、アイデアがひらめかない。ここまでけっこうドラマを盛り込みながら書いてきた。最後の節になって、説明で終わるのでは、これまでの努力が水の泡だ。最後もドラマにしなければ。しかし、どんなドラマがふさわしいのだろうか。
とりあえず、ドラマ以外のネタをだらだらと書いてみた。
しかし、何も浮かんでこなかった。
少し別の本も読んでみた。だめ。
やけくそでお昼はカレーライスにした。満腹なれば、何か変化が起きるかもしれない。
きっかけはやはりヒロインだった。ここでも何かしてもらわなければ。いっそ死んでもらうか……なんてことまで考えたが、それより生きていて、納得できる行動が望ましい。あれこれ考えているうちに、主人公含めて何人かの登場人物と重なる物語を思い付いた。
午前零時近くまでそれで突っ走った。
文章は雑だが、最後の見直しは明朝と決め、残った時間で明日の非常勤講義の準備をした。
5月12日(木)「第一稿を送付完了・・・の風さん」
正午までに第一稿を送らなければならなかった。2週間前は6章構成のうちの5章までが限界だった。今回は全6章を送るのはもちろん、第一稿という形が大切である。
しかし、昨日までで肝心の第6章は雑なままだった。
今朝は、原稿の頭からななめ読みしながら、第6章の見直しの準備を進めた。
第5章まででもけっこう手直しが必要だったが、1時間弱が残った。これで第6章を小説らしく仕上げるのである。
もう時計との競争みたいだった。
何とか11時40分までに、全体としても筋の通った第一稿が完成した。ドラマも多い。すぐにメール添付で送信した。
ラストスパートがなかなかスリリングだった。
それから大慌てで講義に出かける準備を始めた。
昼食をのんびり食べている余裕がなかったので、朝食と同じトースト1枚にした。
本山駅に着くとすぐ郵便局へ直行し、例年の行事である東善寺における小栗(上野介)まつりのための卒塔婆代金を送金した。
今日は配布するプリントが全8枚と多かったが、キャンパスのコピー機で用意した。
講義はめいっぱい90分かかった。
事務員がコーヒーを淹れてくれたので、ひと息ついてから本山キャンパスを後にした。
帰りにauショップに寄って疑問点を質問し、さらに途中のGSでキャメロンを自動洗車した。来週の上京と足利行きのためだ。
帰宅したら、さすがに疲労が重く体にのしかかってきた。
早めに寝たが、ベッドで読みかけの本を読了しておいた。今年18冊目である。
5月13日(金)「今日は仏滅・・・の風さん」
今日は仏滅……。そうです。私の好きな13日の金曜日で仏滅。これはきっと幸運の日になる。
こういう日になる確率は、先ず今日が13日になるのは1年のうち12回あるから(12÷365)、金曜日になるのは(1÷7)、そして仏滅になるのは六曜の一つなので(1÷6)。あとは100を掛けてパーセント表示にすると、0.078%(4年間で1回くらいしか遭遇しない)ということで、意外と低い。だから、めったにないのでラッキーな日と、私は決めている。
ところが、久しぶりに起きたら「めまい」。だめだ〜。またベッドにぶっ倒れる。仕方なく、自主リハビリなんぞをしながら、もう少し体を休めて……、また「めまい」。起きられない。
いつもより1時間遅く起きた。
既にワイフも次女もいない。私はまるで引きこもり……いや違う。今日は忙しいのだ。
1週間に1度のリハビリに行った。天気は最高。しかし、この1週間、あまり前進がなかった気がする。
ところが、リハビリの後半で、今まで痛かったある動きが痛くない! 「よくなってきましたね」PTから言われた。うれしい。
帰宅して、あまり食欲がなかったので(と言うか、また太り気味なので)、昼食はお菓子1個とコーヒー(全然ダイエットになっていない)。
再びキャメロンで出動。金曜日に5%引きになるお気に入りのスーパーへ行って、レギュラーコーヒーをまとめ買い。
それから暑い中、キャメロンの窓を全開にして、遠くの歯科医へ。3ヶ月に1度の健診だ。車室内温度は38℃を示している。これだから老人は熱中症で死ぬのだ。
歯科衛生士から「前回よりもきれいに磨けていますよ。これなら問題ありません。今の状態を維持してください」とほめられた。こんなこと初めてである。いつもたっぷりたまった歯石を除去してもらい、その後、いやな歯磨き指導まで受けていたのに。何年かぶりにレントゲン写真も撮ったが、歯科医いわく、まったく問題ないとのこと。
続いて、お尻の手術を受けた病院へ向かった。保険の申請のため診断書をもらうのだが、夕方は5時から、ということで、まだだいぶ時間があるかな、と思っていたら、受け付けには人がいて、すぐ対応してくれた。
週末の道路は大渋滞だった。週末の定時後は開放感でワクワクしていたので、大渋滞があまり気にならなかったような記憶があるが、さてどうだったろうか。会社員現役時代はついこの間のことなのに、光陰矢の如し、忘却の彼方へ過ぎ去りつつある。
帰宅したら、めずらしくワイフがもう帰っていて、コーヒーを飲みながら、今後の相談をした。
今日はずいぶんと動き回ったので疲れた。
13日の金曜日で仏滅の今日は、めいっぱい用事を済ませられたと思う。
5月14日(土)「明日の出発前に・・・の風さん」
明日からしばらく出かけるので、その前にやっておきたいことがあった。
朝食後、色々と道具を用意して外へ出た。
キャメロンのアルミホイールのブレーキダスト洗浄である。先日の、ゲキ落ちスポンジ+磨き粉がダメだったので、今回の専用クリーナーに対する期待は大きかった。
ワクワクしながら手順通りやってみた。ところが、ほとんど効果がない。3回繰り返してみたが、ダメ。20年をこえる汚れに対しては専用クリーナーも歯が立たなかった。
次の挑戦検討は、機械的な除去だろう。しかし、とりあえず明日からのロングドライブの前に、やっておいて気が済んだ。
ひと休みしてから、再び屋外へ。除草作業の続きである。防草シート付近のそろそろ伸び始めた草を刈った。
やれやれ。次回はどんなに早くても1週間後にしかできないので、これは絶対にやっておきたかった。
午前中の屋外作業でさすがに疲れた。約1時間ベッドに横たわって安静にした。
夕方から17日のセミナーの講義スライドの点検をした。集中して頑張っただけあって、出来の良い資料になっていて安心した。
夜、16日のスケジュールに変更が生じた。午前中、某社へ行って打ち合わせる予定だったが、先方の都合で延期となった。しかし、懸案事項は順調に進んでいるようなので、打ち合わせは次回でもいいだろう。ただし、この空いた時間に何をするかはよく考えなければならない。
就寝前に来週の非常勤講義の準備もほぼ終えた。
5月15日(日)「久しぶりのクルマでの上京・・・の風さん」
出発までにどうしてもやりたいことが残っていた。
その一つが大中先生の本の続きを読むこと。英語の本なので電子辞書をひきながら読む。毎回1章ずつ読んでいる。今日もその1章を読むのに1時間近くかかってしまった。
これで安心して家を出発したのが午前11時25分だった。しかし、まだ本格的な出発ではない。先ず、GSによってキャメロンに満タン給油した。続いて、薬局へ行き、常備薬のたぐいをまとめ買い。今日からシニア割引なので、チャンスは今日しかなかった。
そうして、やっと有料道路にのった。
今日は特別に音楽CDを持参した。キース・ジャレットの「フェイシングユー」だ。
袋井や掛川へ出かけるときは旧東名で降りたので、今日は開通した新東名を初めて利用した。つまりいつも混雑していた岡崎市内を通らないルートだ。
だから、初めて岡崎SAにも寄ってみた。フードコートと土産物店がいっぱいだった。規模の大きな「道の駅」といった感じ。でも、混んでいたなあ。
浜松SAで恒例のうなぎエクレアを食べた。これが今日のランチだ。
今日は雲が多くて富士山はまったく見えなかった。帰りは東名を通らないので、今回は富士山はもう拝めない。
初めて上りの駿河湾沼津SAに寄った。ここは、一般道からもアクセスでき、にぎわっていた。
今日のキャメロンは快調で、いくらでもスピードが出る感じだった。
中井ICから東京まで渋滞していたので、厚木ICで圏央道へ入った。八王子ジャンクションから中央道という作戦だったが、府中まで11kmの渋滞との情報だったので、八王子ICで降りた。ナビが狭い道ばかり案内してくれるので、けっこうスリリングだった。
8時に定宿の一つに到着した。近所のパーキングが24時間で1300円でお得だと教えられたので、そちらへキャメロンをとめ、よく行くレストランに晩ご飯を食べに行った。夜はしっかり食べた。
火曜日のセミナー用の資料が多いので、緻密な時間配分を決め、スライドの片隅に終了予定時刻を書き込んでおいた。遅れが生じたら、適宜省略しながら時間調整することにする。
5月16日(月)「108kmか83kmか・・・の風さん」
午前中、某社との打ち合わせが延期になったが、バタバタせずにJR三鷹駅近辺で過ごすことにした。
ホテルをチェックアウト後、キャメロンに荷物を入れ、必要最小限の荷物を持って駅へ向かった。
長時間過ごすのに適しているマックへ入り、朝刊を読んだり、資料を読んだり、ゲームをしたりして、2時間半過ごした。
それから、午後の打ち合わせ場所を選んで(ルノアールにした)、山菜蕎麦で軽くランチ。蕎麦が美味かった。
1時半に出版社と改札口で合流し、ルノアールへ。
予想通り打ち合わせは3時間に及んだ。第2稿の締め切りを約束して別れた。
5時にキャメロンで足利市へ向かったのだが、道路は渋滞。そう。世の中、退社時間帯なのだ。
ナビに目的地をセットすると高速道路経由が108km、一般道が83kmだったので、あまりにも距離が違い過ぎるということで一般道を選択した結果がこれだ。
途中、GSでセルフ給油したが、愛知県よりやや高い。
川越街道を通ったのだが、ずっとクルマが多く、川越市を抜けてようやく普通に走れるようになった。
しかし、ホテルへの到着時刻が大幅に遅れそうだったので、郊外レストランにキャメロンをとめてホテルへ電話し、ついでに夕食も摂った。
その後は順調に走れた。昨年来た熊谷市も通過して懐かしかった。
9時過ぎにホテルに着いたのだが、ここで突然地震が襲って来た。駐車場へキャメロンを回そうとしていたときで、赤信号でとまっていたら、iPhoneがキュッキュッと鳴り出して、じきに激しい揺れ。信号は青になったが、動く気になれなかった。
震源地は茨城県で震度5弱。足利市は震度4だった。
5月17日(火)「全力で頑張ったけれど・・・の風さん」
疲れていないのか、昨夜はなかなか眠りにつけず、おまけに今朝は早くから目が覚めた。
準備は万端なので、セミナー講師の仕事はやる気満々である。
今日は天気予報通りに雨模様。
駅で事務局と待ち合わせて、セミナー会場まで送ってもらった。事務局とは言っても、会社の常務さんである。上品なクルマに乗っておられ、運転もマイルド。途中で電話がかかってきた。ハンドフリーで応答されていたが、最先端のビジネスマンを感じた。
セミナーには前宣伝が良かったのか定員一杯の受講生が集まった。
今日のタイトルは「不良を作らない 流さない 工程管理の実際」である。私がつけた。この内容のセミナーは初めてだが、自分の得意分野の一つである。しかし、大企業で身につけた知識と経験がベースなので、それが中堅企業や中小企業の人たちにそのままでは受け入れられない。そこを注意してテキストも作ったし、セミナー内容も工夫したが、どんなに努力しても空振りに終わることはあり得る。一抹の不安は残った。
セミナーが始まる前から、積極的に受講生に語りかけ、講義中も何度も質問を発し、演習中も会場内を歩いて、受講生の手元をのぞきこんだ。
自分としては常識と思われることでも、「難しいです」と言われると、やはり、とショックはある。
膨大な内容だったが、時間管理を厳しく計画したので、それほどオーバーせず進行し、最後は、終了時刻寸前に終わったくらいだ。
帰って行く受講生の中で、私に挨拶して行く人たちは、まずまずだったのだろう。
その後、場所を移して、今回のセミナーを企画した会社の社長さんと対談をした。
対談録は会報の掲載して2000部配布されるとのことだった。
ところが、社長さんの関心は私の元の勤務先にあり、実態をご存じないようだったので、面白い話をたくさんしてさしあげた。ただし、これらはオフレコの内容ばかりで、議事をとっていた書記役の方にはあとで編集がつらいものになるだろう。申し訳なかった。
社長さんにトコトンの本を贈呈した。
ホテルの部屋で小休憩後、雨が上がった足利市内へキャメロンで向かい、ファミリーレストランでゆっくりと夕食を摂った。
仕事は頑張ったが、イマイチ空回りした感触が残っている。もし来年も声がかかれば、今回のは成功と言えるだろうが、それまでは何とも言えない。
5月18日(水)「935kmの旅・・・の風さん」
昨日の反省事項がまとまった。
受講生の立場で考えると、@知識として知っておくこと A自分自身が身につけて実行すること B持ち帰って会社として取り組むようにするべきこと これら3つの分類をもっと強烈に示すべきだった、ということだ。
セミナーの全体構成もそのようにしたし、口でも何度もそう話した。しかし、途中で受講生に質問したり、逆に質問を受けたりした印象は、それが明確に伝わっていなかった。全員ではなく、一部の人は理解していたかもしれないが、徹底されていなかった。
来年またチャンスがあるか分からないが、今年9月に別の場面で似たセミナーをやらせてもらえるので、そこへ反映させることにしよう。
昨日より30分遅く起床し、朝食もゆっくり摂って、部屋でもできることをやって、チェックアウト時刻の10時にホテルを後にした。
昨日の雨模様からうってかわって雲一つない晴天である。
来年のことは分からないので、足利学校を見学に行った。初めてである。日本最古の学校とはどのような場所なのか。
ずばり孔子の教えを学ぶところだった。
日本の道徳は、そしてビジネスの思想も、儒学がベースにあったのだ。それが今も脈々と我々の精神の中に生きていることは素晴らしい。
近所の古書店ものぞいて11時過ぎにいよいよ家路についた。
足利インターチェンジから高速道にのった。キャメロンの調子は抜群に良い。
ところが、1時間も走ったところで、ホテルの部屋に忘れ物をしたことに気が付いた。部屋に棚があって、三鷹駅の書店で購入した雑誌と、重要な参考資料のコピーを置き忘れたのだ。部屋を出るとき、忘れ物はないよね、と自問自答したが、そこはよく見なかったのだ。ボケの症状である。
パーキングからホテルのフロントに電話すると、もう届いていて、着払いで送ってもらうようにお願いした。
朝食をしっかり摂ったので、何度も休憩をとったが、おやつだけで済ませた。
帰りは渋滞にはまることもなく、爽快なドライブを堪能した。
帰宅は6時半を回っていた。長野経由の高速道路料金は今日だけで約1万円である。土日だったらもっと安かったろう。
こうして3泊4日の旅は、935kmの走破で無事終了した。
5月19日(木)「たからしげるさんの本・・・の風さん」
目覚めたら、何かおかしい。左肩に違和感が……。動かない。痛い。昨日まで順調に回復していたはずなのに、これじゃ逆戻りだ。
セミナーの講師として、9月に秋田へ行くことになったので、事務局からの提案で、早めに航空券を確保することにした。何度も利用しているので、要領は分かっている。うまい具合に早割チケットを予約することができた。すぐに事務局へ状況をメールで報告した。問題なければ、明日にでも購入手続きをしなければならない。安いチケットなので、変更はできないし、購入手続きも明後日までに完了させなければならないのだ。
時間がなくなってしまったので、昼食を抜きにして講義に出発した。上京する前に準備はほぼできていた。
今日は本山キャンパスまでキャメロンで行った。上天気で道路もまずまず普通に走れた。
事務室へ足利土産を渡し、講義に行った。雑談と脱線のために、最後は駆け足になってしまった。
次の講義を担当されている先生と、ゴーンさんによる三菱自動車への投資を「したたかだなあ」と意見交換。私の知識や経験から判断して、日産は東南アジアでの三菱のシェアを手に入れたら、適当なタイミングで買いたたいた株を高値で売却すると思う。見事としか言いようがない。結果として、日産は成長し、三菱は凋落していくだけ。
自由ヶ丘キャンパスへ移動し、田村先生とたくさん相談や打ち合わせをした。貴重なご意見をたくさん頂戴できた。やはり先生がいないと出来の悪い生徒は路頭に迷い続けることになる。
渋滞の時間帯だったが、まずまず名古屋市内を抜け出ることができた。
GSでキャメロンの自動洗車をしてから帰宅した。
昨日、帰宅したら、たからしげるさんの新刊『伊能忠敬』(あかね書房)が届いていた。コンパクトにまとめられた伝記であり、児童文学である。私が書くと膨大な作品になってしまうだろう。今、ベッドで就寝前に読んでいる本もたからしげるさんの本で、翻訳物『ザ・ワースト中学生』だが、読み終わったら次はこの『伊能忠敬』に決まり。かなり勉強になりそう。
昼間だけでなく夜間もさかんにヘリコプターが上空を飛行している。サミットが近付いているせいだ。
5月20日(金)「リハビリ後退にもめげず・・・の風さん」
やや不安をかかえながらリハビリへ。開始早々、後退していることが判明した。原因は分からない。
先週すいすい動いたところが、今日は痛くて動かないのだ。こちらが「痛い」と言わなくても、PTは動きの硬さや反動ですぐ分かるのだろう。非常に悔しい。今週さらに前進していれば、次回はもっと。こういうものは線形的に向上したり回復するのでなく、指数関数的に一気に復活すると思っていた。ところが、非線形もあるとは予想もしていなかった。
その後、JAに行って、クルマの税金を納めようとしたら、コンビニなら書類を書かなくてもすぐ納金できますよ、と親切に教えてもらった。まるでお役所仕事になっているのだろう。現場担当者が実際の問題を熟知しているのはどこでも同じ。それがいつまでも改善されないと、こういうことになる。今度、クイズ応募のとき投書してやろう。
コンビニに行ったら、速攻で終了した。
帰宅してひと休みしてから屋外作業に出動。
平たん部に敷いた防草シート周囲の草刈りを半分やった。明日、後半戦。
いよいよ次のセミナー用テキスト作成に取り掛からねばならない。
しかし、その前に、たまっている雑用を片付けておこう。
昨日予約した航空券が問題なし、ということで購入手続き完了。たまった名刺を一気にPCに取り込み。大中先生のAIの本を読了(次は書評を英語で書かねばならない)。角倉研究会で書いた原稿をPDF化。2010年にドライブレコーダーで録画した通勤時の映像をDVDからPCへコピー。昨年のテレビ出演映像をDVDにコピー(来週、田村先生へ)。中断していた読書の再開が3冊。
こうしてやっとセミナーテキストに着手開始できた。
5月21日(土)「疲労でダウン?・・・の風さん」
朝食後、昨日の続きの草刈りをやった、暑くならないうちに。毎日こうして30分程度の作業なら続けられそう。
その後、ちょっと雑用をしてから、いよいよセミナーテキスト作成を本格化させようと、真剣にPCに向かったのだが、なぜかイマイチ元気が出ない。
よく考えてみれば、ロングドライブから帰って来てから、けっこう頑張っている。若い時なら平気なのだろうが、五十肩のせいで筋トレ中断中である。疲労がたまっているような気がする。
それで、さっさと決断して、昼寝することにした。昼食はヌキ。
いや〜、寝た寝た。真剣に昼寝してしまった。おかげで、元気が出て来た。
セミナーテキスト作成作業にとりかかったが、OECDのホームページに目的のデータが見つからない。ずいぶん探した挙句、時間切れと判断して、今回は2次資料を出典を明らかにして使うことにした。ちょっとガッカリ。
眠くないので、そのまま作業は深夜に及んだ。
5月22日(日)「連日の未明就寝・・・の風さん」
就寝は今朝の3時だった。こんなにやっても完成しないところが、私の最大の欠点である。性格としか言いようがない。
それでも9時には起きて、いつも通りに朝食を摂り、続けて、昨日の続きの草刈りをやった。今日は母屋の方の家の裏、つまり北側である。生活空間ではないが、雑草でいっぱいになると、足を踏み入れたくなくなる。初めて自分で草刈りに取り組んだ。半分だけやった。残りは明日だ。
草刈りをしたせいか、少し左腕が動くようになった気がする。
今日は群馬県高崎市の東善寺で小栗まつりが開催されている。退職したらまた行きたいと思っていたが、3年目の今年も行けなかった。卒塔婆だけは供養で奉納してもらう。
昼寝をはさんでセミナーテキストの作成に励んだ。
いくら何でも、集中すれば、絶対に完成すると思っていたけれど、夕食後もまだやっている。
もういい加減新しいスライドの作成はやめたいのだが、テキストとなると、コピペばかりというわけにはいかない。出典を明らかにしても、あとでクレームがつく恐れがある。オリジナルにできるものはオリジナルにしたいのだ。ネット上に数値データが並んでいると、それらをエクセルに入力して、自分でグラフ化する。こういったスキルを持っているからやってしまうので、スキルがなかったら、もっと単純な方法で終えるのだろうなあ。
午前零時を過ぎて、やっと全体構成がそろった。もうあとわずかな気がするが、残りは明日だ。
また就寝が午前3時になってしまった。
5月23日(月)「やっとセミナーテキストが完成・・・の風さん」
とりあえず9時に起床。テキスト用のデータは今日中に送るが、それに集中していると、また他に何もできないという完璧主義者の悪い癖が出そうだったので、他の用事もすることにした。
トーストで朝食にした後、屋外作業に出た。昨日の続きだ。我が家の北側の残り半分を終えた。昨日と今日でゴミ袋が一杯になったので明日の朝のゴミ出しに出さなければならない。つまり、明日は寝坊は厳禁。
辻真先先生の新刊『残照』(東京創元社)が届いた。先生の著書の表紙は、ミステリということもあろうが、たいてい絵画的で魅力がある。今回も美しい。内容はきっとビックリするほど柔軟というか、奇想天外ほどではないにしても自由な発想なんだろうな。お年をめしてもやわらか頭脳に衰えがまったくないのは驚嘆に値する。
9月に仕事で秋田へ行くので、仕事そっちのけで3つの同窓会の準備を始めている。今日は中学の同窓会が実現可能と分かったので、ホテルの手配にとりかかったのだが、驚くことに、秋田市を中心に主だった市内のホテルがすべて満室状態なのである。ネットで検索しても理由がわからない。さんざん考えたあげく、かろうじて空室のある郊外のホテルを確保した。
特に昼食を摂ることもなく、テキスト作成作業の続きにとりかかったが、疲労が残っているのだろう。効率が悪い。いや能率も悪い。とにかく執念でPCに向かって、少しずつでも前進させていった。
午後3時過ぎにやっとテキストができたので、データを用意して、事務局へ送付した。
今日は、日中の最高気温が30℃くらいまで上昇しているらしい。二階の書斎は窓を開けているが、けっこう暑い。クーラーをつけるのはまだちょっとためらわれる。なぜなら、新築以来使用しているので、もう25年くらい経過している。壊れたら厄介だ。更新するのは、壊れる前か、シーズンオフで、事前に準備をしっかりやらないと、屋内工事も屋外工事も大変なのである。
先週の足利市でのセミナーの後の対談録データが届いた。拝読すると、すばらしい内容に仕上がっていた。感服。ほんの少々手直しさせてもらって返信した。
今日はあと、木曜日の講義の準備を少しやるだけで、精一杯だった。
5月24日(火)「レベルの低い新聞・・・の風さん」
天気が好いうちに、ということで、今日も朝食後、屋外作業。法面の防草シート下に生えている雑草を刈った(2回のうちの第1回)。道路が汚れるので、刈った草はゴミ袋に入れた。
朝刊を読んだら、また腹の立つ記事が出ていた。困窮学生の記事を読んで同情した読者から、ていねいな手紙付で(ただし匿名で)困っている学生を支援してほしいと1000万円の寄付があったという。その1000万円を学生を支援する財団に寄付したところまではよかったが、なんと、半分を熊本の地震被害者へ送るという。お金がなくて困っている学生のため、と趣旨を伝えているにもかかわらず、別の目的に使うとは何事か! 匿名の方は当然地震被害者へも寄付しているに決まっている。それなのに、なぜ? 無神経さとそれを臆面もなく新聞の第一面に掲載する愚かさ。呆れてものが言えないとはこのことだ。
昼食後また疲労が出てきてダウンした。つまり昼寝。
昨日予約した郊外のホテルは大正解だったと親友からメールがあった。ホテルの向かいに同級生が経営しているスナックがあり、よく同窓会をしているのだそうだ。今回の同窓会もそこになりそうだ。うれしかった。
昨日に続いて講義の準備をしたが終わらなかった。
5月25日(水)「半日体力・・・の風さん」
昨日の朝刊に腹が立ったので、いよいよ他誌へ変更しようと新聞店に電話をかけようとした瞬間、近年、ワイフがトール教室の紹介などでお世話になっていることを思い出した。私はもうどうでもよかったのだが、せっかくのワイフとのつながりを断つのはまずいと思い、他誌への変更は中止した。当面、私がおとなの我慢を続ければいいのだろう。
庭のログの屋外向け電灯が長く1個切れていたので、2個セットで白熱灯から蛍光灯に変更した。めったに使用する電灯ではないが、電気代節約にもなる。交換作業をしている間に、2ヶ所、蚊に刺された。
今週のリハビリに出かけた。目標であった3ヶ月で完治は不可能になったので、気合の入らない通院となった。先週より少しは改善したと言われたが、2週間前によりもまだ悪い。次回の予約は今月中はあきらめて、来週末つまり6月初めにした。これからの1週間で、自力でどこまで改善できるかチャレンジだ。
やっと診断書が届いたので、お尻の手術の保険金請求書類を準備することができた。明日、投函する。
9月に秋田へ行く予定だが、最後の準備となるレンタカーの予約を完了した。ホテルのように予約一杯ということはなかった。ただ、不思議だったのは、以前何度も利用していてメンバー登録もしてあったのだが、そのIDや番号でログインできなかったことだ。止むを得ず新規登録しての予約となった。
朝から夢中で動いたせいか、疲れてしまい、また夕方までダウンしてしまった。
夜は、明日の非常勤講義の準備の続きで、レポートの採点をやった。期待以上に良い出来だったので嬉しかった。
5月26日(木)「初めての英語の書評・・・の風さん」
9月に秋田へ行く件で、予約に苦労したので、1ヶ月後の上京計画も不安になった。そこで、先ずホテルを確保、と思って調べてみると、やはり値段も上がっているし、満室の日もある。結局、1週間前の上京時に利用したホテルを予約することにした。やや遠いが、気にするほどではない。
午後の講義のための最後の準備をしていたら、ケータイに元同僚から電話があった。元トップを囲む会へのお誘いだった。熱心に誘われたので断れなくなったが、ずっと忙しいので、楽しめる状況ではあまりない。
昼食抜きで出発した。今日も気温が上昇しそうだったので、ネクタイはやめた。
本山の郵便局で用事を済ませてからキャンパスへ行き、すぐに配布用のプリントをコピーした。
予定通りに講義を始めたが、内容が多く、最後までたどり着けなかった。しかし、レポートの返却と次回レポートのヒントの提供はできた。
お世話になっている事務員に田村先生などへ渡す資料を預けてからキャンパスを後にした(コーヒーを飲んでひと休みもした)。
帰宅したが、疲れがドッと出た。
夕食後、気になっていた大中先生の英語の本の書評に取り組むことにした。日本語で書きたいことをメモし、ある程度整理してから、一文ずつネットを利用して翻訳した(自動翻訳ソフトも2つ保有しているのだが)。自動翻訳はぎこちない文章になっているので、単純な文章になるように調整した。
日本語のメモは半分に減らしたのだが、完成した英文はA4で1枚におさまらないぐらいの分量になってしまった。
それをアマゾンにアップした。自分の名前を明らかにした。午前2時過ぎだった。
入浴して、何となく開放感を味わったので、1ヶ月ぶりに一杯飲みたくなった。トリスでオンザロックを作り、チョコレートをつまみにし、たからしげるさんの翻訳本を読んだ。久しぶりのアルコールで、心地よく酔った。就寝は午前3時過ぎ。
5月27日(金)「色々な物が壊れる・・・の風さん」
睡眠不足だが、とりあえず8時に起床。天気予報はちょっと危なかったが、何とかもちそうだったので、朝食後、屋外作業に出た。火曜日の続きで、法面に張った防草シートの下部分の2回目だ。毎回小一時間の産業だが、けっこう疲れるのは、体力がないせいだ。でも、疲れるほどやれば、トレーニングになるかもしれないと期待しつつやっている。
2週間前に行ったばかりだが、一昨日、食事中に奥歯が欠けたので、来週の歯医者を予約した。
5年前に中日ドラゴンズが優勝したときに、セール価格で買った電気カミソリがとうとう寿命がきたので、ワイフを誘って買い物に出かけた。長女も一緒に3人でランチしたレストランに寄ってから、家電量販店に行った。
ワイフも1年前に購入したCDラジカセが先日壊れたので、修理に出した。
形あるものはいつかは壊れる。修理や更新ができるうちはいいが、人間はいつかターミネイトする。
電気カミソリは前とほぼ同じタイプのものを速攻で買った。シンプルなタイプなので、値段は一番安いくらいだ。そう。値段からいえば、大学生のころに買ったものと同じくらいだとおもう。つまり40年ぐらい前と同じということ。
帰りにガソリンスタンドに寄ってキャメロンに満タン給油した。20万キロ走破を目指しているが、車体そのものは20年をこえている。修理しながらでも、70歳まで乗れないものか。
帰宅して、またダウンした。7時過ぎまで昼寝してしまった。昼寝とは言えないか。
『数学文化』向けの掌編小説に神経を集中させているが、イマイチ面白いストーリーが浮かばない。
就寝は午前2時。今年21冊目を読了した。
5月28日(土)「小説の神様が降りて来ない・・・の風さん」
今朝の区会のゴミゼロ(草取り)は、1年ぶりにワイフに出てもらった。昨年組長として頑張ったので、今年は家の周りに注力することにしているからだ。なので、ワイフが終わって戻って来てから、今度は私が屋外作業に出た。今日はステップ周りをやった。
ワイフはご機嫌で、と言うのは、久しぶりに奥さん連中と情報交換がしっかりできたからだ。
今朝から新品の電気カミソリを使っているが、静かでスムーズに切れる。古いのを使い続けていたら、怪我をしていたかもしれない。
掌編小説の方は相変わらず閃かない。仕方なく、雑用(ではないが)を間にはさみながら、粘り強く、小説の神様が降りて来るのを待った。
とは言え、重要な雑用もある。来週の講義の準備も少しずつでもやっておかないと、直前だけでは準備はできない。今日は、一つだけ新しいことをした。私は講演や講義ではMacbookAirを使っているのだが、インストールしてあるMac用オフィスはバージョンが2011である。何とExcel2011に解析ツールが入っていないのだ。アドインもできない(ソルバーだけはできる)。そこで、マイクロソフト推奨のサードパーティー制作のソフトをインストールして、解析ができるようにした。講義で多変量解析をやるので、困っていたのだ。しかし、うまくいった。もっとも、ソフトは英語バージョンなので、ちょっと面倒ではある。
就寝前にまたオンザロックを作って、たからさんの本や楠木さんの本を書斎で読んだ。飲みながら、である。
5月29日(日)「何の助けにもならなかった話・・・の風さん」
だんだん追い込まれてきたな。
今日も天気が好かったので、朝食後、屋外作業に出た。裏の駐車場の入り口付近が、雑草で狭くなっていたので、広げるような形で草刈りをした。刈った草を土地の中のはげている部分にばらまいた。今後、この作戦で、全面的に雑草が生えるようにする。
今日はとにかく執筆最優先だと思いつつ、作業に着手した(実は、毎日このパターンなのだが)。
下で休憩しているとき(このパターンも多いのだが)、宅配がチャイムを鳴らした。慌てて玄関に向かおうとして、シニアグラスを壊してしまった。以前、つるの根元が折れたため、瞬間接着剤でつないであった部分が、また折れたのだ。
今日は木工用ボンドで接着してみた。最近、色々なものが壊れる。
夕方まで頑張ったが、相変わらず小説の神様がご降臨あそばさない。
少々をヤケになって、GAOで映画鑑賞することにした。サスペンスかホラーのジャンルで「ザ・ダーク・プレイス」というタイトルだった。主人公の女優がやけにセクシーだったので、最後まで観てしまった(笑)。まあ、観るに値する映画の部類だったような気はするが、ストーリーがさっぱり理解できない。テーマも、だ。ネットで映画書評を検索したら、あった。2つの書評とも「わけわかんねえ」といった内容で、ただし、この2006年のイギリス映画は、実は1961年の「回転」という映画のリメイクだったことはわかった。ほとんど同じストーリー。でも、意味不明。結局、小説の神様が降りてこないときの何の助けにもならなかった、ということだ。
その後も、頑張ったが、ピンチは深刻になるばかり。
5月30日(月)「霧雨の一日は・・・の風さん」
朝から霧雨が降っていた。まるで高原に来ているみたいだ。本当にバカンスというか避暑を目的に高原に来ているのなら、たとえ霧雨でも雰囲気があって気分は上々だったかもしれないが、現実は厳しい。
掌編小説もさっぱり進んでいないが、もう一つの締め切りが迫っていた。
10月に某学会で基調講演をさせていただくことになっている。重要な役割なので、ベストを尽くさなければならない。その講演タイトルと内容(アブストラクトのように簡単に書いたもの)を月末までに提出する約束だった。明日がその月末だが、こういうことは前日にやっておく方がよい。それを経験的に知っているので、目標の締め切りは今日だった。
天気が悪いので、朝食後すぐ書斎にこもった。今日は屋外作業はできない。裏の土地の入り口には赤いとんがりコーンを立ててある。
昨日からもう待ったなしなので、調べる作業はとりあえず中断して、ストーリー展開に注力した。文章も気にせず、話を進めていく。だいたいの構成は考えてある。問題はテーマが今一つ定まっていないことだった。
相変わらず左肩の調子はよくない。執筆で苦しんでいるせいか、五十肩に耐えているせいか、どちらか不明だが、やけに疲労が蓄積する。もしかするとラインゲームのせいかもしれないが、遊んでいて疲れているようでは、何とも情けない。
晩御飯の時間になるまで頑張ったが、最後までたどり着けなかった。
いよいよ、講演タイトルを考える時間がやってきた。
関連する資料を狙ったWebsiteからダウンロードして、読み始めた。面白い。
最近読んだ、新渡戸稲造の『武士道』(英語と翻訳併記)の中に、「知識は本来、知恵を得るための手段である」というのがあった。凡人がまともな智恵を得るためには、ひたすら知識を求めてもいいじゃないか。
田村先生のメールからも重要なヒントを得た。
午前零時過ぎまで資料読みをして、入浴後、また執筆マシンに向かった。
講演タイトルとアブストラクトを作成して、田村先生のご指導をお願いするメールを送った。
5月31日(火)「第0稿が完成!・・・の風さん」
雨は上がったが、裏の土地は軟弱だったので、赤いとんがりコーンを立てて侵入をブロックしておいた。今日も屋外作業ができない。ということは、今後の予定を考えると、明日も明後日も無理……。
昨日は、掌編小説の最後の章まで下書きができなかった。今日はそこからだ。最後まで到達したら、最初から戻って、第0稿として完成させたいのだが、はたしてできるのか、朝の段階では先は読めなかった。
しかし、出来が悪いとは言え、たたき台があると作業効率は各段に増すし、不思議と作家的な思考が回り出す。
他の用事はほとんどせずに、執筆で突っ走った……ら、なんと午後11時に第0稿が完成した。
奇跡だー!
さらに、昨夜送った10月の講演アブストラクトが長過ぎることまで気付き、修正版を田村先生へお送りする余裕まであった。
厳しい5月だったが、何とかゴールにたどり着けた。
来月もこの厳しさは続くが、何となくこなせるような気がしてきた。
2016年6月はここ
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